ギャラリー・サラによるDM
出品作品「うみんとき」着用の様子 着用者:中井乙希
左端の赤いシャツがミシン刺繍によって作られた出品作品
中央の赤いシャツが赤く染色した漁網・テグス・ミシン刺繍によって作られた出品作品
世界に一枚のシャツ展
「世界で一枚のシャツをつくってください」という一枚の手紙から始まる展覧会。
ファッションデザイナー、コスチュームアーティスト、バッグデザイナーといった服飾のクリエイターだけでなく、陶芸やガラスの作家、画家や立体造形作家といった幅広いジャンルの作家による、多様な〈返事〉を一同に展示する企画展。
会場となるgalleryサラは滋賀県の北比良の緑豊かな別荘地にあり、中庭の苔山をぐるりと歩いて見ることのできる回廊型のギャラリー。
ミシン刺繍を使った特殊な布作りをどんどん展開していた頃で、織りでも編みでもない、糸で模様を描きミシンで固定する技法で制作を行う。
本展覧会においては2点の作品を出品した。
1着は織りや編みよりも構造的には自由がきくため、不定形な布で一枚のシャツを制作し、
もう1着は異素材の組み合わせについて関心を寄せていたため、漁網やテグスなどを赤く染色し、透け感のあるシャツを制作した。