六甲枝垂れ内部の様子
六甲ミーツ・アート芸術散歩2021「はぐくみのみなもと」
個展「冥護の抱擁」をきっかけに六甲ミーツ・アート芸術散歩2021の公募を知り、個展で展示した繊維と光から生まれる影についてより思考を深めたいと思い、応募することにした。
実際にいくつかの会場候補を見学する中で、建築家・三分一博志氏の自然体感展望台 六甲枝垂れの内部空間を訪れて、外部から内部に行くまでの通路を産道のように、ドーム状の半屋外となっている内部空間を胎内のように感じられた。
どうしてもこの場所に、私なりの「胎内を想起させる空間」を表現し、鑑賞者が生まれる前の状態に想いを馳せる体験ができるインスタレーションを作りたいと強く思った。
芸術祭を訪れた人が日常とは違った角度から自身を再認識できるきっかけになっていれば嬉しく思う。
「まんげつのそらにかえれ」ロングver.[17:18]
撮影・編集 Ayaco Mino
「まんげつのそらにかえれ」ショートver.[5:29]
撮影・編集 Ayaco Mino
パフォーマンス「まんげつのそらにかえれ」
自然体感展望台「六甲枝垂れ」において、ある満月の日の昼から夜にかけて4度行われたパフォーマンス「まんげつのそらにかえれ」の全パフォーマンス。 六甲の天候によって見え方が変化する、展示作品「はぐくみのみなもと」は、風に揺られながら水面に姿を映し、夜になればレース状の影を辺り一面にひろげる。 あんどさきこのコラの演奏と共に、一日かけて枝垂れの内部で小さないのちをはぐくみ、夜景の上に浮かぶ満月とその空へ旅立ついのちを見守る。
出演:あんどさきこ
瀬戸内海志々島在住 うたう、泳ぐ、お月さまをみる、土をさわる おんがくやさんをしています
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